FX 証券会社はここを見て選ぼう。似ているけど違う 4 社を徹底比較

「FX を始めることにしたけれど、どこの証券会社も同じように見えるし、違いが分からないなぁ」
こんな悩みをお持ちではないですか?私もそうでした。だって、
「本当にどの証券会社も素人目には同じように見えるんですもん。」

証券会社のホームページを見比べたことはありますか?作りはそれぞれ違いがあるのですが、「謳い文句」がどの証券会社もほとんど同じなんです。「うちは世界最狭水準のスプレットですよ!」って言っている企業がいますが、どの企業も同じだったり…。

ですから、今日はたくさんの FX 証券会社を見比べてきた時、何は同じで、違う部分は何なのか?どこを見れば違いが分かるのかについてお話していこうと思います。

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FX 証券会社の謳い文句に騙されるな

以下は国内の多くの FX 証券会社のホームページで見かける「当社のウリ」です。
ただし、全ての証券会社で完全に同じわけではないことは頭に入れておいてください。あくまでほとんど同じということでご紹介します。

⚫ 世界最狭水準スプレット
⚫ スマホでも楽々操作
⚫ 100%信託保障
⚫ クイック入金
⚫ 約定率 99.9%
⚫ 24 時間平日カスタマーサービス
⚫ 無料経済ニュース

概ね、こういった内容がホームページのトップから記事の真ん中くらいまで紹介されます。
でもね、これらはほとんどの国内 FX 証券会社でウリにしているもので、特定の会社に存在するサービスではないのです。
ですから、一つの企業を見て、スマホでもできるからとか、安全性が高そうだからという他の企業とも見比べもしない安易な考えで、証券会社を決めることはあまり意味がありません。

また、「取引できる通貨ペアが豊富」をウリにしている証券会社も多いですが、そもそもたくさんの通貨ペアで取引できることが初心者に有利というわけではありません。

マイナー通貨は安定感がないですし、初心者はメジャーな通貨ペアがあれば問題ありません。
スワップの高いメキシコペソやトルコリラ、南アフリカランドなども取引したくなる時もあるでしょうが、これらもほとんどの証券会社での取引が可能なんです。
というか、急落することも多いので、初心者はあまり手を出さない方が良いです。

FX 証券会社は自動売買ができるかできないか、キャンペーンやポイント、使いやすさで決める

FX 証券会社によって大きく異なる点をご紹介します。それは、

⚫ 自動売買ができるかできないか
⚫ 契約時のキャンペーンやキャッシュバック、取引ごとのポイント制など
⚫ 初心者でも扱いやすい、あるいはベテランでも満足できる取引画面か

これらは各証券会社で大きく異なるんです。ある意味、契約者が証券会社に備えておいてほしい「must」からは外れる項目です。
自動売買したいのに、できない証券会社に登録しても意味がありませんし、お得さを追求したいなら、証券会社の特典やポイント制について見比べる必要があります。
また、べテランになると、取引画面を見るのはA社だけど取引はB社、市場動向は C 社、セミナーはD社といった具合に複数の証券会社を使い分けている人もいます。
初心者なら、複数の画面を使うことはまずないでしょうし、一つの画面で見る場合、必要な情報量のみ、シンプルな取引画面の証券会社がおススメですよ。

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証券会社 4 社を徹底比較

今回は
1. DMMFX
2. 外為ジャパン
3. みんなの FX
4. JFX
の 4 社を比較したいと思います。
まず、前提として「FX 証券会社の謳い文句に騙されるな」の欄で説明した通り、企業ごとのウリはほとんど同じなので、それ以外の違いとなる部分だけをご紹介しますね。

国内 FX 口座数 No.1 DMM



まずは DMM のご紹介。
国内 No.1の口座数を誇っています。「プロも初心者もみんなが使っている、安心感と取引の安定性が一番高い証券会社」と言えますね。
DMM のホームページを見ると「世界最狭水準スプレッド」「スマホで取引が簡単」「100%信託保障」「クイック入金」と、私が前項で述べたような「当社のウリ」がトップページから紹介されています。
でも、これらは他の企業でもほぼ同じです。
当然今回ご紹介する 4 社も「当社のウリ」として掲載しています。なぜ同じものをトップページに持ってくるのかと言うと、FX 初心者はどこの企業でもやっていることとは分からないからです。

多くの FX 証券会社を紹介するサイトでは、証券会社を決める際に重視することとしてこれらの項目を挙げおり、FX 初心者の契約者は当然「スプレッド」「安全性」「スムーズに始められるか」「カスタマーサービスは?」というのを最初に知りたいからです。
つまり、FX 証券会社を決める際の最低条件をトップに持ってきている訳なのです。
本当の違いはそれ以外ということ。
それでは今度こそ、DMM の本当に他社と違う「ウリ」をご紹介しますね。

⚫ 国内口座数 No.1という強い安心感とそこから未契約者でも分かる、裏打ちされた行き届いたサービス
⚫ FX の取引でポイントが溜まる
⚫ 口座開設時後、3 か月以内の 500lot 以上の取引で、2 万円キャッシュバック
⚫ LINE でのカスタマーサポートが可能(他社でもありますがそれほど多くないので入れました)
⚫ 取引画面の使いやすさ、スマホでも同様

痒いところに手が届くサービスが DMM の特徴。
もちろん当記事の最初の「ウリ」項目は全部備えています。最もベーシックな FX 証券会社だと思いますね。
また、講座を開いて取引をしないと使いやすさは分からない中、多くの人が高評価している点からも、外れの無い証券会社とも言えます。
プロトレーダーもここは外せないと言うくらいですよ。

ただし、注意していただきたいのは
「自動売買はできない」
「スキャルピング(短期売買、初心者には難しく、プロトレーダーなどが良く行う取引)をやりすぎると口座を閉鎖される可能性がある」
「1000 通貨は対応しておらず、10000 通貨からの取引から可能」
ということです(ちなみに、当記事で紹介する他の 3 つの証券会社は 1000 通貨からの取引が可能です)。
もし、自動売買やスキャルピングをやりたくなった場合は他の証券会社でも口座を開きましょう。
また、10000 通貨からの取引となるので資産に多少余裕がある人向きの証券会社ということにもなりますね。
といってもドル円で一万通貨の取引をするために必要な最低証拠金は 45,746 円、取引を継続的にするためにも生活費や急病のための資金を除いた余剰資金 10 万円はあった方がよいです。

DMM.com証券 公式サイト

外為ジャパン



続いて、外為ジャパンです。こちらは DMM と違って、ほぼ確実に達成できるセルフバックが付いていることです。

⚫ 新規口座開設後 60 日以内に 1lot の取引をすることで 4000 円セルフバック。さらに口座開設から 3 か月以内に 500lot 以上の新規取引で 20000 円のキャッシュバック
⚫ 初心者用、プロ用、チャート分析しながらの取引ができる、3 つのツールが準備されている
⚫ 口座開設方法など、LINE での問い合わせが可能

DMM と似ている感じがしますが、それもそのはず、DMMFX と外為ジャパンはDMM.com 証券が提供しているものです。1000 通貨単位からの取引が可能なのでまずは少額の資金で試してみたい人向けと言ってよいでしょう。
外為ジャパン公式サイト

みんなの FX




3つ目は、みんなのFX。

⚫ 口座開設後から翌々月までの期間、取引回数に応じて、最大で 50000 円のキャッシュバック
⚫ 取引ツールが自分でカスタマイズできる
⚫ FX セミナーが充実
⚫ システムトレード「みんなのシストレ」

FX セミナーは現役のプロトレーダーからのコーチを受けることができます。1 対 1 のマンツーマンレッスンもあるんです。
システムトレードとはあらかじめ設定されたとおりに自動で取引してくれるトレードです。
仕事している間や寝ているときにもトレードしてくれます。
「みんなのシストレ」はプロのコピートレードや AI を利用することができるので、初心者の裁量トレードよりも数段優れているでしょう。
ただし、ファンダメンタルに弱いので、急落時の対応が難しいという難点はあります。それでも“ほぼ”ほったらかし運用は魅力ですよね。
みんなのFX公式サイト

JFX




最後に JFX の紹介です。

⚫ 口座開設完了後、1000 円キャッシュバック、取引数量に応じて最大で 100000 円キャッシュバック(2020 年 3 月 2 日~5 月 1 日)
⚫ 全通貨対象、100 万通貨以上の取引数量に応じたキャッシュバック(2020 年 3 月 2 日~4 月 1 日)
⚫ JFX 代表取締役社長小林芳彦氏による動画コンテンツ
⚫ チャートは「MT4」を採用

JFX では毎月のようにキャッシュバックを実施。
また、他社にはない取り組みとして、代表取締役社長の小林芳彦氏による動画コンテンツがあります。
自ら相場解説、プロトレーダーを招いてのアドバイスや対談、雇用統計などによる相場の値動き解説など、このコンテンツのためだけでも口座を開設したくなってしまうほどです。
チャートは MT4 を採用。MT4 は様々なテクニカル分析ツールを搭載しており、世界中で最も人気が高いと言われています。
さらに MT4 は外部ツールを導入することも可能なので、プロトレーダーが独自に開発したテクニカル分析ツール取り込んで取引することだってできちゃうんです。
JFX公式サイト

自分に合った投資環境を作ろう

いかがでしたか?
チャートの見やすさ、操作のしやすさは各個人により違いはあるかと思いますが、システムトレードを採用している企業もあれば、セミナーの豊富さ、MT4 を利用した自分好みの取引スタイルを構築できるものまでさまざまな「ウリ」を出している企業が存在することをご理解いただけたかと思います。

どこで口座を開設しようかと悩むとは思いますが、FX をしばらくやっていると、結局、「無料セミナーや講義を見たい」「もっと勝ちやすい売買の出来るツールが欲しい」「システムトレードもしたい」という考えが湧いてきて、色々な企業で口座を開設するようになるものなんです。

ですから、最初は「どこ」よりも「どこでも良いからまずは開設して取引をしてみる」という判断が適しているのではないかと私は思います。
どの企業も他社に負けないよう頑張っているので、正直、今回ご紹介した中ではどこでも外れはないと言えます。
企業ごとの特徴を掴んで、自分だけの最適な投資環境を整えてみてくださいね。

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